今日も走るコウジくん!

投稿者: | 2022年10月13日

小さな野崎ちゃん幼稚園時代のお話です。当時は、幼稚園というと、2年制が基本の時代(埼玉)でした。そんな中で、3年間、幼稚園に通いました。今流の3年保育ではありません。当時、基本2年保育なので、年少を2回、年長を1回という変速の幼稚園時代を過ごします。市内で、幼稚園で3年保育を受け入れて貰えるところを探したようです。

(仮名)コウジくんは、1回目年少時の同級生でした。小さい野崎ちゃんは、クラスメイトからすると小さなクラスメイトなので、私はそのような記憶はあまりないのですが、可愛がってもらったようです。そんな幼稚園時代を過ごしいると、いろいろな同級生がいる訳です。今日は、(仮名)コウジくんの話です。コウジくんは、背が高く身体が大きな人でした。園庭で遊ぶ時間が、午前、午後、または送迎バスの乗車を待つ時間までの間などで遊ぶ時間がありました。園児も多いですから、送迎バスも2〜3台ぐらいあって、これが何便も繰り返して送迎をしていたので、バスに乗車するまで、園庭で遊んで待たされます。

コウジ君は、凄く目立つ存在で、いつも先生達が、コウジ君!〜!!、って、追いかけている光景が日常でした。小さな野崎ちゃんは、実質年下なので、少し怖いわけです。身体が大きいし、なぜか送迎バスの運転手先生(男性)にも、コウジ君!〜!!、って、ふと気がつくと追いかけられていますから〜。

でも、幼稚園生活が進んでいくと、コウジ君と遊ぶこともあれば、お話することも増えてきます。友達が、コウジ君と遊んでいる所や話をしている所に、近づいて、遊ぶこともありました。小さな野崎ちゃんは、コウジ君と話をしていると、機嫌が良い時と悪い時があるんだな、ということを感覚的に感じ取る経験をしていました。だから、機嫌が悪い時は、話しかけても遊ぶことはしなかったです。そんな時に限って、先生達が、コウジ君!〜!!っと、追いかけている光景が日常的に繰り広げられていたように思います。

コウジ君は、乱暴なことをしない人でしたので、嫌いではなかったです。小さい野崎ちゃんが、話しかけると高い声で、「◯◯だよ」「今日は、◯◯やったんだよ」と早口で答えてくれることあって、特に機嫌が良い時なんかは、時々、話をしていることが、わからないこともありましたが、面白い人でした。いつも汗の雫がたれるくらい、汗をかいていたイメージのお友達でした。その後、中学生になって、再びコウジ君と再び、一緒になった中学校で、遭遇することになります。思春期の野崎くんが、校内で会うと話しかけることもあって、変わっていないコウジ君に、小さな野崎ちゃん時代の光景を思い返したものです。でも、思春期になれば、コウジ君のことを、変わっている人として見る友人達もいれば、コウジ君のことを受け入れている友人達もいたようです。また、中学校の先生方が、学年に問わず理解をして見守っていたことも、先生達の言動から知る事もありました。高校生になると、それ以降は、出会ったことはありません。お元気にされているのでしょうか。

現在と時代は、違うとは言え、私の幼児期には、様々なお友達がいたように思います。成長と共に、いろいろと社会の事を理解していくと、こうしたお友達だったんだと考えることもありました。こうした、小さな野崎ちゃん時代の経験から、多様なお友達と過ごして考えたことが、現在の原点になっています。