そろそろ10年、香川のペアレントメンター活動!

投稿者: | 2022年11月10日

 

昨日(2022.11.9)朝日新聞香川版「発達障害の我が子、公園はあえて……親の孤立防ぐペアレントメンター」で記事を掲載していただきました。

https://www.asahi.com/articles/ASQC43289QBVPTLC00H.html

ペアレントメンターかがわは、前身団体から産声をあげて、そろそろ10年になろうとしています。そうしたこともあって、取材を受けることになりました。私自身、この団体を立ち上げる前から構想して、組織を立ち上げた張本人にとして、振り返ってみると、10年の時間は、長いようで短い時間。構想から入れればここまで来るのに12年、13年を要したいます。NPOとしての誕生は、もう1年、先になるので、10周年、何かするか考えないといけないかもしれませんね。

今回、取材は、当会のそうした所に着目してもらって取材のお話があって、とあるペアレントメンターに視点を当て記事にしてもらいました。全国的には、活動がなされている活動ですが、地域差が大きな活動になっています。その点から言えば、香川県のペアレントメンター活動は、目に見える活動として県内外に知ってもらっているのかな?、とも感じています。

約10年前、10年後にはペアレントメンターの支援活動が当たり前になることをめざして、NPO法人化をしました。今日では、香川県内で支援者の世界では存在が知られるようにはなりました。しかし、保護者の支援のあり方、ペアレントメンターのような仕組みを含め、保護者の支援の必要性は、残念ながらまだまだ、理解が深まっているとは、言いきれません。

本人への支援制度が整うなかで、親の支援体制があるようでないのです。子どもを親の代わりに面倒をみてくれる場はあるのですが、親の精神的負担や不安を軽くさせる場が地域社会にないのです。当事者本人の支援は、家庭生活があって、通所支援が生きてきます。今日の障害福祉制度は、それまでの入所型支援の一辺倒の時代から、地域で生活するための支援に大きく変わりました。つまり、特別支援学校や高校等の学校を卒業してから、家庭が中心になって生活を回していくことが不可欠です。そうなると、保護者の支援が、絶対に必要になるのです。また、支援者が保護者に対する支援や保護者との向き合い方が、大きな問題になっています。

これからもペアレントメンターかがわは、社会の中で障がいや配慮を持った子どもを育てる保護者が、孤立しないように、そして勇気を持って子育てができるような環境を作っていきたいと考えています。

NPO法人ペアレントメンターかがわ
http://www.pmentor-kagawa.org/