子育てはわからないことばかり・・・

投稿者: | 2022年10月5日

子育てをする保護者の悩みというのは、子どもがいる事です。
もっと言えば、子どもを育てるうえで、自分の役割が、子どもの成長と共に変化する事が難しいということに尽きると思います。

特に、子どもが幼い時こそ、親側には、身体的にも、心理的にも疲労感が伴う時期。それに、親にしかできない。我が子の求めに応じた関わりや対応、大人からすれば意味がないと思われる対応も、子どもからすらば、とても意味があったりします。親になる大人にとって、苦労なのは、生まれてきた瞬間から、子どもの生命を延命し続ける対応が始まるという、目に見えない責任という重圧ではないでしょうか。

少なくとも、私たちは、生まれて大人になって今日まで、様々な生き物の命を殺めて、命の尊さを学び続けて大人になっています。そして、同じ人の命を持つ身として、親として、我が子を通じて、命の重みと尊さを考えさせられながら生きるわけです。それは、親子の絆とか、家族の絆なとも表現されるものです。

我が子の命の延命と命を育てることを通じて、親にしか経験できない体験から、自らの人生を歩むことの意味を与えられているとは、考えられないでしょうか。

子育てをスタートさせた保護者からすると、何が望ましいのか?、何が正しいのか?、何が不可欠なのか?。それは、親になるまでに歩んできた、自身の親からの対応や与えられた経験、社会から与えてられてきた経験などを応用して、考えないといけないから、難しい家庭もでてくるのです。

それに、子育てが、考えた通りに事は進まない。現実的な対応がその都度、求められるだけに、また立ち止まってしまう感覚になってしまうのです。

できる親でありたい、他人からとやかく言われたくない。でも、しんどいけど、しんどいとは言えない・・・・・できる親でいたいから、自分の本音を他人に、晒したくない。

親と子との関係には、建前でなく、本音の自分の姿が良い意味でも、悪い意味でも、現れていく人間関係です。だから、苦しい時こそ、子育ての経験を少し先に進んでいる人や、経験している人に、教えてもらう経験は、絶対にヒントになることがあります。

子育ては、常に微調整を日々、積み重ねながら進んでいくものです。
今、これだけしておけば、後は大丈夫ということでもないのです。