善通寺市のペアレント・トレーニング(ひよこ教室)

投稿者: | 2023年10月24日

今日は、善通寺市の就学前の保護者を対象にした今年度1回目のペアレントトレーニング(ひよこ教室と呼ぶ)を実施しました。これは、善通寺市が実施している5歳児健診の一環として、約1年半後に就学を控える保護者に対して、望する保護者に、我が子との対応方法を見直しもらう事を目的に年数3回実施しています。その他には、パパ向けの教室、小学生を子どもを持つ保護者向けなど、現在、3プログラムを動かしています。

この3年間、コロナを気にして、オンライン開催とか、参加者同志の接触をできるだけ避ける工夫をしたり、中止になったりと大変な時期がありました。今年からは、参加者同志のやりとりを復活して、コロナ以前の状態レベルに戻して、プログラムを実施しました。

現在、就学以降に、不登校になる子どもが、全国的に増えていることが問題になっています。香川県も同じ傾向にあります。就学前の子どもや保護者からの、発達状況や生活状況をみていると、うなづけることが、実際には多いのです。

不登校の低年齢化とは言われますが、その課題となる要因は、就学前に生じていることが大半です。善通寺市では、発達凸凹、発達状況、生活問題など、子どもや家庭の問題を、5歳児健診を就学前の最後の砦として位置付け、10年ほどかけてサポート体系を構築してきました。

どこかの首長が、不登校は家庭の問題と発言して、問題になっていますが、原因は単純ではありません。そして解決に向けた手立てもまた、様々か課題が、子ども本人、家庭、保育現場など、関わってきます。

不登校の原因を簡単に、家庭の問題?、周囲が言うのは、簡単なのですが、実際に家庭で何をどのようにするば良いのか、課題にとってわからないのです。解決に至りません。

そうすると、周知が家庭が努力してくださいと言っても、家庭の側からすると、努力のしょうがないのです。だって、方法や考え方がわからないからです。そうすると、親に教えるしかないというのが、現代の家庭の子育てをめぐる問題です。

子どもの育ちとって、絶対に良いことがあります。その絶対的に良いことを、親たちに知ってもらって、我が子に合わせた、対応方法を開発してもらえるように、その実践方法を学んでもらうのが、ペアレント・トレーニングです。

香川県下で、自治体が市民向け実施しているのは、おそらく善通寺市だけです。子育てに不安を持つ保護者、我が子の発達が気になる保護、就学後が心配な保護者が参加できる教室になっています。