自分と違うことに敏感になる?

投稿者: | 2025年3月6日

皆さんは、身の回りに自分と健康状態と異なる人がいませんか?。国や人種、肌の色が自分と異なる人が身近にいませんか?。「違う」と感じる違和感についてです。

人類の歴史を紐解くと、私達人間は、自分と同じとか、同じではないとか、常に同じとか、似ているとかを意識して生きている生き物です。障がいや病気もまた、同じとか、同じではないとかと分け隔てられるものの一つになっているように思います。

人にとって、自分と異なる面を持っていることは、ポジティブな感情が生まれることもあれば、ネガティブな感情が生まれる可能性もあることでしょう。病気や障がいのある子どもを待つ親にとっては、世間から何気ない言葉に、小さなすれ違いを抱くことが少なくありません。マイクロ・アグレッションという言葉があります。無意識的に相手を傷つけている問題のことを言います。例えば、障がい、病気、国籍、人種、地位、民族、生き方、年齢、性別、家族関係、年齢、地域、能力、宗教、思想など、こうした事柄自体が、相手を無意識的に傷つけてしまうという問題を引き起こすきっかけになります。傷つく側の視点で考えてみれば、本人だけの力ではどうすることもできない問題があったり、合理的な理解なくして否定される、また相手に対する尊重などを考慮されてないことが含まれると思います。

 こうした、小さなすれ違いがなくなるためには、どうすればいいのだろうか?。これらは知らないことから始まるだけに、同じ時代に生きる者として、多くの人々とともに、知らない事を減らすことをするしかないと思います。そのために、私達にとって教育や学び続けることが世代を超えて必要になんですね。

私達の身の回りの世界は、たまたま同じ時期に生きている時間が重なっていて、他者との関係ができます。人間は、自分と異なる面を持つ者に対して、拒否反応を感じることが少なくないかもしれません。それは、自分が感覚的に、よかれと思ってその都度、選んできた経験の積み重ねが、あなた自身の生き方を作っている。そして、自分自身の生き方が、またマイクロ・アグレッシブを生み出す可能性がある。その可能性を意識するために、知ることが必要で、人類が繰り返している問題であるだけに、問い続けていかないといけない課題なんです。