相手の立場を考えて自分の振る舞い方法を学ぶ?

投稿者: | 2025年8月27日

社会福祉学部に身を置いているので、福祉とは何を、学ぶことなのか?。こうした質問をされる事が多いです。社会福祉施設等で働く人をイメージすると、子ども、高齢者、障がい者、生活困窮にある方々など、社会的にみて幸せな生活に導くためのサポートを必要とさせる相手にする仕事と考えられがちです。

人によっては、福祉は貧しい人を相手にする分野と言う人もいます(間違っていないけど間違っている)。制度化された福祉実践を含む福祉のあり方より、もっと手前の話が今回の話題です。

人を相手にする仕事の場合、営利企業は、顧客の求めに応じた商品や業務を請け負って、企業の利益を生み出しています。

顧客に対して社員が、どのように向き合うのか、接するのか、そうしたことが、仕事としての判断や考え方にとしてのあり方が問われることが多いと思います。

福祉現場でも目の前の困っている人に対して、その人々が幸せに暮らせるために、どのような配慮をしてあげるのかが、より求められます。

人を相手にする仕事、相手の人生をより良くしようと願う気持ちや考えは、どのように人々の中に備わっていくのでしょうか。

人のことを思いやり、またその人の置かれた状況の中で、配慮や気づかいをするというのは、実は高度な能力や経験の積み重ねが求められます。自分のことよりも相手のことを、優先して考えられるためには、そうした経験を日頃から積み重ね事が必須です。

福祉を学ぶとは、仮に福祉の専門職者にならなくても、他者のことを徹底的に尊重しながらも、他者を思い自分の振る舞いを考えることが、絶対的に問われ続けられ分野だからです。

現代の福祉を取り巻く環境は、一人ひとりがより良く生きる、人と手を取り合って生きながら、社会を動かしていくことが叫ばれるようになり、敢えて福祉とは言わなくても、福祉的な思想や考えが、私達の社会生活の中に組み込まれた中に囲まれた生活をしています。

他者のことを考えることを通じて、社会を知り、他者のことを考えることを通じて、自分自身のあり方を問い続けるようなこと学ぶことができる領域であると考えています。